通常異常干支の性は、非異常と暗号異常の橋渡しである媒体の性質を有する
つまり縁の紡ぎ手である
一 過去
16年ほど前の高校一年生の頃からよくオカルトを調べた。というよりオカルトというカテゴリーを知った。元々幼い頃より霊関係で色々あったので、それら問いの答えが見つからず情報収集に勤しんだというべきか。
オカルトといっても霊や気や波動あたりを中心とし、哲学・心理学・宗教・民俗学・神秘学・超物理学あたりまでを対象とした。当時のインターネット上は今と異なり、哲学研究者の質高い情報が多かったので勉強になった。それで文字情報のみならず、写真や動画などのうち怖気の質感ずるものを溜めこみ、”この絵のどこがどのようになっているから怖気感じるのか”といったふうに精査したり怖気の比較をした。
そのようにしていると感覚が鍛えられて日常においても霊や怖気の感性が強まった。その時々は困ったがまあ慣れてくるとそれらの各位格差がわかるようになり、果ては霊でも妖怪でも魑魅魍魎でもない次元の異なる存在である般若に会った。この格は怖気などでなく畏怖である。
10年ほど前から一人で夜登山に行くこと多いが、まれに怖気感ずる日がある。感じたところで進めるところまでは進むけれども。どうもこれ以上は進めないという境界線があるようで、普段から慣れた場所や経路といった私の意識空間ならともかく、伝承にあるように山は天地の理だから霊相手どころではない。夜の稲荷大社に何度か足を運んでいるが、普段は夜でも夜景とかデートとか遊びだとかで人が多いけれでも、そういう日は普段と理が異なり山自体が静かだ。それで人も少ない。
一 いま現在
それらを意識するようになった大元は幼い頃の体験から通ずるものだ。神霊の類であれば、小学生の頃半ばあたりまで二階風呂場窓向こうに小さな白狐二体がいたり、神輿の人たちが三度迎えに来たり、とまあよく見守られている。当時は恐ろしかった。
もう一歩元を辿ればこれらは庚子や天極星の性質である。まったくこの世はどれもこれも精緻に構築された理だらけだ。
いま現在となって一番怖いものを挙げれば、私自身である。ここに勤め五年ほど経つが、年々とエネルギーが枯渇して衰弱していることが自他ともに明解である。人によっては心身の健康を心配され、人によっては狂気を感知され防衛か回避行動をとられる。他者からの扱いは年々慣れて意操可能となってきたので鍛えられたなとおもう。
高校一年生の頃より音楽活動を始めて以降、お金は自他共に楽しむ縁の場をつくる性質高きものであることがわかっているから相変わらず執着はない。無ければ無いで楽しめる。
昔から最も大事なことはエネルギー枯渇にたいする自由及び休息である。私にとってのエネルギーとは精神やこころであって物質は後回しだ。性善説の理想主義であるからその類に接すれば精神やこころは回復する。
四 悩むる者への解 -干支より
周囲の者たちより大いに悩みを抱える者は、それを探索し学び問うた方がよい。おそらく諸君の命式は先天的であれば異常干支であったり半会であったりといった普通ではない異常を有するか、後天的であれば異常が近縁に在るか異常の歳をおおく迎えたかのどちらかである。これはつまり縁である。
いま現在の構造式
いま世界は世紀に一度二度の不況混迷期なので、世界に内包される日本も同じである
(ただし日本は遅滞効果=間=ショックアブソーバーを有する)
日本に内包される異常でない者も不安となる時世である
換言しよう
論理学初学者へ向けて、基本を用い段階を踏まえて抽象化する
わかっている者は3のみ読めばよい
1
- 私在る家族や社会が普通であれば、異常は異常であり、通常は普通である
→平和であり平静の世である - 私在る家族や社会が異常であれば、異常は通常となり、通常は異常となる
→通常者にとっては争乱であり乱世である=将棋駒や白黒の裏返し
異常≠通常
異常≠普通
通常≒普通
以降尺度を変えて、私在る家族や社会→世界とする
2
- 世界が正常であれば、異常は異常であり、通常は普通である
- 世界が非常であれば、異常は異常または非常であり、通常は異常または非常となる
→世界が非常であれば、通常は変化し、異常は異常のまま
正常≠非常
——————
1.1.線式
正常≒通常
正常≒異常
→異常≒正常≒通常
1.2.面式
→正常
↓
異常≠通常
——————
2.1.線式
非常≒通常
非常≒異常
→異常≒非常≒通常
2.2.面式
→非常
↓
異常≒通常
3
- 世界が異常であれば、非異常は異常となり、異常は非異常となる
- 世界が正常であれば、非異常は変わらず、異常は変わらない
異常≠非異常
——————
1.面式
→ 世界
(異常)
↓
(非異常→異常)≠(異常→非異常)
——————
2.面式
→ 世界
(正常)
↓
(非異常→非異常)≠(異常→異常)
〆
そもそも祇園精舎の詩あるとおり、諸行無常である
異常の務めはなんであろうか
紡ぎ手でなかろうか
12/23 記
12/24 加筆訂正